習慣と記憶
毎朝同じ電車に乗るお姉さんがいる。
最近僕はこんな想像をしています。
- そのお姉さんは毎朝僕と同じ電車である事を認識している。
- 僕は毎日駅で電車を待っている間、コーンスープの缶を飲んでいる。
- お姉さんは特にコーンスープの缶が好きなわけではない。
- それが冬の間続き、ある日僕が毎朝電車を待っている場所(そこは階段がある場所で、いつも僕はそこに寄りかかっている)にそのコーンスープの缶が置いてある。
- その缶を見ることでお姉さんは僕がそこにいない事に気付く。
- 以降、駅に僕の姿は無い。
- 何年か後になって、コーンスープの缶を見るとそんな事があったなぁなんて思い出す。
この感じはあだち充的だと勝手に思っています。
書いてみたら主人公が自分じゃない事に気付いてびっくりしました。