読んだほうがいいと思う

WE WERE ESCALATOR RECORDS 2.3

WE WERE ESCALATOR RECORDS 2.3

これは3作めの完結編ですが、これまでの1、2ともに仲さんのロングインタビューが載ってます。
音楽好きを自称するならこれは読んでおいたほうがいいと思う。
音楽を否定することが格好いいことだと思っていた時期。音楽を肯定することが格好いいことだと思っていた時期。僕にはそんな過去がありますが、そんな時代を乗り越えての今があります。今は自分が感じたことをそのまま素直に言えるようになるべく、肯定する恥ずかしさや、否定することでの反感などを恐れずに出力していけたらなぁと思う。ただ、わざわざ否定的な意見を伝えても誰も得をしないと思うので、その辺の兼ね合いを探りつつ。
この記事も是非読んでいただきたい。「すきな音楽を表明できぬ歯がゆさ」僕は好きだと言えないというタイプの葛藤はないのですが、言いたいことはものすごく良くわかる。好きだという分には何の抵抗もないが、自分があるバンドの新曲を聴いて、「あぁ...このバンドも終わったな...」って思った曲を「超最高!!」って言っている人を見ると否定したくなる。そうじゃないだろって。こいつらなんにもわかってない...って。
Harvardのラストアルバムがまさにそれで、金返せって思うくらいひどい出来だったのに、発売直後には仲さんが肯定的な意見をi-radioかなんかで言っていた。それを聞いた時にものすごい否定的な気分になったけど、WE WERE ESCALATOR RECORDS 2.3のインタビューに、仲さんがあのアルバムを聞いてHarvardに解散をすすめたってエピソードが載っていて安心した。やっぱ肯定的な意見はレーベルオーナとしての発言だったってことがわかって嬉しくもあり、多少信頼を裏切られた感も。
ここ2年くらいで、高校生や大学生の頃金がなくて製品を買えず、友達と貸し合ってコピーしていたCDを買いなおしている。製品版が手元にないとなかなか掛けなくなってしまうし、いつか自分の子供に自分が夢中になっていた音楽を聴かせたいっていうささやかな夢を実現させるためにもちゃんとしたソフトがほしいから。AMAZONさんの中古なら1円で買えるものもしばしば。送料が340円かかりますがそれでもこれを利用しない手はないよ。
今回買いなおしたのはMr.OrangeのTime FliesとFULLSCRATCHのTHE GREATEST ASSHOLE 。高校から大学にかけてメロコアに夢中だった僕のど真ん中。段々趣味も趣向も変わるけど、一度夢中になったものはやっぱり好きなままだ。昨今のメロコアバンドなんて恥ずかしくて聴く気にもならないけれど、この曲達は今聴いても最高だ。