ウッチーがカッコよすぎてズルイ

8年前、僕は19歳だった。長居公園で出身国も分からない酔っ払いとテンションだけの乾杯をした日。超適当なエール交換からとりあえず乾杯をした白人の集団。酒とテンションは万国共通だってことを知った日々。公衆便所に入ったらあわてて逃げていった、きっとやっていただろうカップル。お前とお前とお前はイエローってカードを出した審判。大阪城公園でプロジェクターを持ち出して代表戦を上映していたお兄さんお姉さん達。
わけも分からず楽しくて、日本も期待を持たせてくれたチームで、本当にお祭り騒ぎだったなぁ。あれから8年。ワールドカップも2回目だ。
2002年に「次のワールドカップが開催される時にはもう社会人なんだなぁ…」「きっとこの仲間と一緒には観れないんだろうなぁ…」なんて思ってて、やっぱりその頃から僕は未来を想像する事が嫌いだった。
今!今なんだよ!とにかく、今!!今なわけ!!今しかいらないんだよ!!!なんでどんどん進んじゃうんだ、何でどんどん変わってくんだ、今のままでいいじゃないか…!!!!
と、13年前から思ってる自分。1997年のメモが出てきて、死ぬかと思った。
「今!!」って思える瞬間が、一度でなくあるのなら、それなりに楽しくやっているってことになってしまうのだろうか。
今思えば、13年前のそれは、変化することへのただの恐怖から来る感情だった。いい事なんて、そこにはなかった。それでも今にしがみついていたかった。

とりあえずベタに、スペインの試合を狙って観ることにします。何ヶ月か前にやったスペインvsアルゼンチン戦が忘れられない。