日記 - 思い出の部屋とさようなら

今まで住んでいたマンションを引き払った。管理会社の立ち会い確認が朝9時からで、電話が掛かってくるものだと思っていたのになぜか携帯を充電器にさしたまま遠くに置きっぱなしに。当然着信には気付かず、約束をすっぽかしてしまった。携帯には着信3件。慌てて掛けなおすとおっちゃんが少しイラついた応対。まぁ当然だよな、と思って平謝りした。僕はこのおっちゃんと面識があり、人が良い事を知っている。
自分のせいで立ち会いの時間が中途半端な時間になってしまい、転居届けなんかの手続きをしに市役所に行けるかどうか微妙になってしまった。が、行く。久しぶりに自転車ダッシュ。朝晩はあんなに寒いのに昼はこんなにも暑い。陽を浴びてダッシュしてるからか?時間に迫られているからか?はたまた単純に今日は暖かかったんだろうか?いつもと違う場所にいるとそんな事すら判断できない。
市役所ですんなり手続きが済むも、免許の住所変更に行った警察であれこれ言われ、市役所に引き返し住民票を出し直してもらう。免許の件はタイムアップ。
今度はしっかり時間通りにマンションに戻ると既におっちゃんが待っていた。朝の事を謝ると「えーよえーよ」と言ってくれ、チャキチャキ部屋を確認していき、ものの5分で確認終了。気にしていた壁の穴も「ここはなんか引っ掛けてもーたんやな」の一言に「はい」で終了。駆け引きする必要もなく拍子抜け。まぁ敷金0で礼金を30万近く払ってるから返ってくる金はなく、管理会社は充分利益がでるんだろう。
会社に着くとちょうど午後の作業開始時刻で、近くの席の綺麗なお姉さんがリポビタンDを一気飲みしているのを目撃。一瞬で仲間意識を抱き、やる気が出た。僕もリポビタンDを持っていたら、お姉さんのほうでも仲間意識を持ってもらえたかもしれないのに、なんて思いながら仕事をした。
今日はなかなかの仕事量をこなし、精根尽きる。睡眠時間が長くなったが、慢性的に眠いまま。疲れているんだろうな。ビール2本。
朝から市役所なんかに行って手続きをしていると、「社会」ってやつを肌で感じる。免許をとるために、住民票やら、収入印紙やら、買いに動いていた頃の事を思い出した。あの頃は、月とキャベツだ。

記憶と喧嘩しても仕方が無い。