nowhere

僕の家がなくなった。慣れ親しんだ部屋からベッドがなくなり、冷蔵庫がなくなり、洗濯機、テレビ、CD。いろいろなものがなくなった。変わりに、新しい部屋もある。けれど、全然僕の部屋じゃない。
本当に変化が苦手だなぁと思う。僕は僕の部屋が結構なよりどころだったんだと思った。もう今までの形をなくした、かつて僕の部屋だった空間に入り、とんでもない虚無感に襲われる。これは夜だからなのかもしれない。朝は、前向きに考えられる。これからのことを思える。過去に感傷的な気分になるのは、いつだって夜だ。と書いてみたけれど、正直今は朝もなかなか難しい。この空間にいると、否が応でもそう思う。
僕の居場所がなくなった。ここも、新居も、今はもう、まだそこは、僕の居場所ではないんです。
どこかで叫んでこようか、誰かに殴ってもらおうか、このどうしようもない性格を。
素晴らしい生活が待っている。新しい人生が待っている。僕は、人に自慢できる人生を送ってる。誰とだって変わりたくない。僕は、僕であってよかった。人類最高。誰だってそうなのか?誰かになりたいなんて、思ったこともあったけど、誰にだってこんな事味合わせたくない。僕が全部引き受ける。渡したくない。
問題がないかって?問題がない人生なんて?
それ以上がないかって?納得できない人生なんて。
俺より素晴らしいって言うのかと?もちろんそうさ。
もしかしたら、とんでもない選択をしているのかもしれない。肉親に恨まれるようなことをしているのかもしれない。でもだからって、自分の人生捨てられない。信頼している人が言っていたけれど、なんで修行のような人生を強要されなきゃならないんだ。確かに色々なしがらみがあるけれど、そこに向き合いたい人は向き合えばいい。向き合わざるを得ないと思っている人は、そうすればいい。僕はそれを選択しない。ただそれだけの違いだよって。こんなことを覚えているのは、自分の逃げ道を探しているからなんだろうか?都合のいい意見を取り入れているだけなんだろうか。

なに言ってんだと笑うやつらなどそんなの全く関係ねぇdiehard裸のランチを食べて対立軸を探した

冷蔵庫がない。ビールもなけりゃ、牛乳も。