結局僕がつまらない人間なんだってだけだった。

新年度になってうちの職場にも新入社員が入ってきました。新入社員が任せられる仕事といえば電話番なんですが、まぁ2ヶ月もやってると段々慣れてそれなりにこなしています。この間近くの席の子が、かかってきた電話を取り次ぐ相手を間違えました。AAさんあてにかかってきたのにABさん(ちょっとだけ名前が似ている人)に取り次いでしまったんですが、かけてきた人はABさんとは関連が無く、AAさん宛だって言うことが周りの人たちは即座にわかって、それを指摘した後にその席の周りの人たちが大笑いした。新入社員の子は照れて笑っていたんですが、周りの人たちは面白くてしょうがなかったらしい。僕はその一部始終を見ていたけれど一つも面白くなんてなく、周りの異常な爆笑っぷりに引きつった笑顔を作るのが精一杯だった。
小島よしおを見て大爆笑する友達。エンタの神様を毎週録画して見ている友達。流行のギャグを使っては爆笑している人。対処に困る。でも結局最近では何で自分にはそれができないんだろうって悲しく思う。きっと僕より何倍も楽しく人生過ごしてるんだろうなぁ…なんて。冷めてるつまらない男になんてなりたくなかったのに。僕が夢中になってる事を、同じように夢中で語ってくれる人が少なすぎる。それでもいいと思ってた。大勢にわかってもらえなくても、そういう深い話ができれば馬鹿な大衆よりも質の良い、かけがえの無い時間を過ごせてるんだって思ってた。結局そんなことは無かったみたいだけど。でも...。