太陽の寝不足

ここのところ睡眠時間が足りていない。夜に何をしているわけでもなく、こんな事を書いているだけだけれど。
寝てしまうことがもったいない。「さ、寝よ。」って思う人の気持ちが分からない。僕は眠くなったから寝るか、明日の事を考えて寝る努力をしてみるかのどちらかだ。すんなり夜眠くなる日はいいけれど、そうでない日は日中ひどく眠くなる。でも不思議なもので、夜はあまり眠くならない。
今、ソフィーの世界という本を読んでいます。哲学の入門書みたいな物語なんですが、とても面白い。哲学に興味があるってこともあるのですが、僕がこの本に興味があるのにはもう一つ理由があります。
僕がこの本を知ったのは、たしか高校の初め頃(それがもう10年以上前だ!考えるたびに驚かされる!)だったと思う。NHKにはまっている時期があり、相対性理論の説明番組とか、ピラミッドやらインカやらの文明の番組、エッシャーピカソのドキュメント的な番組なんかがすごく記憶に残ってる。どれもとても面白く、なかでもアインシュタインの番組は(まさに!)時間を忘れて食い入るように見ていたな。こんなに身近に、こんなに体感できるところに、自分が理解していない仕組みが隠されているって事に、自分の常識がぶっ飛ばされる事に快感を覚えた。
まぁ、でも今回はソフィーの世界の話だ。この本の著者はヨースタインゴルデルという人で、この人を知ったのは広末涼子との対談番組だった。NHKでやったんだ。
いろいろな哲学者の話ももちろん僕は興味津々で聞いていたのだけど、いまだに記憶に残っているのはゴルデルが広末に放った問いかけだ。

ここに一つのライターがあります。これをつけるとあなたは永遠の命を手に入れることができます。
あなたはライターの火を付けますか?

広末は条件を問う。「不老不死になるのはあたしだけですか?」「あなただけです」「…」「…」「…」
「つけません」
「それはなぜですか?」
愛する人と一緒にいたいから」「終わりがなくなってしまったら進めなくなってしまうような気がする」「終わりがあるからこそがんばれる…うん…」というようなやり取りがあった。
もちろん一つの答えだとは思うけど、僕は広末の模範回答に中指をつき立てながら、自分なら点けるだろうと思ってた。
すこし長くなり過ぎました。まとめられないのでここで強引にやめておきます。
こういう話に興味を示して付き合ってくれる人が周りにあまりいない。
人間はずっとなぜ?なぜだ?と考えてきたはずなのに。